私たちの家族構成は、
アラフォー世代の私たち夫婦、
小学校高学年と中学年の息子二人、
そして我が家から電車で数駅離れたところに住む60代半ばのわたしの両親です。
両親共に数年前に大病を患っており、体力はあまりありません。
特に母は足が悪く、時々杖を使って歩かなければならないほどです。
そんな体力間ギャップのある家族構成で、今回関西から関東まで新幹線を使ってディズニーランドと東京観光へ行ってきました。
脚の悪い母と体力のない父も楽しく東京観光してほしいと私たち家族が取った対策
まず荷物はできるだけ軽く、宿泊するホテルに舞浜駅から預けることができるサービスを使い、
パーク内では全員最低限の荷物で移動できるようにします。パーク内では母は電動の車椅子をレンタルし、
父が押すことで移動を楽にしました。一日中借りてもレンタル代は千円なので広いパーク内を移動するのにとても助かります。
次の日の東京観光では行く場所を東京タワーのみに絞り、
東京ドームを見に行きたいと言っていた主人と上の息子とは完全別行動を選択し、
自分たちの行ける範囲で行きたい所を優先するようにしました。
なぜこのような対策を取ることにしたのか。
理由① レンタルやアーリーチェックインのサービスは移動を少しでも楽にする。
今回泊まったホテルはディズニーのオフィシャルホテルというもので、
舞浜駅でパークに入る前からチェックインが行えて、荷物も予約してある部屋まで持っていってくれるというサービス付きです。
親と子の二世代旅行でも荷物の管理は大変な上、舞浜駅からホテルまで疲れた体でまたロッカーから荷物を取り出して運ぶのはとても面倒で嫌になりますよね。
舞浜駅に着いた時点でホテルに預けたら、パークを出たあと身軽な状態でホテルまで辿り着けます。
実際オフィシャルホテルを選んでいたほとんどの人たちがこのサービスを使っていると思います。
父も母も荷物を預けて小さめのショルダーバッグひとつで行動できたので楽だったと、このサービスについてとても満足していました。
理由② レンタルできる車椅子を借りる。
母は「この歳で車椅子に乗るには大袈裟な気がする、乗っている姿を孫や周りの人に見られるのも元気がない人のように見えるから嫌だ」と車椅子に乗ることをためらっていましたが、
前日に転んでしまい足の痛みも出てきたのでそうも言ってられず借りることに。
簡単な手続きのみでパーク内を自由に使えるのはとても助かります。
パークの入り口からすぐの場所に車椅子や電動カート、ベビーカーなどをレンタルできる施設があり、その場でレンタルの手続きを行います。
手押しの車椅子なら500円、電動の車椅子なら1000円と初めて使う人にも気軽に使える値段で、キャストの方に簡単な説明をしてもらい、手続きが終わるとそのまま乗ってパーク内を行動することができます。
また、電動車椅子の予備バッテリーはパーク内の数カ所に設置されていて、その場所を示した地図ももらうことができます。
主に父が押していましたが、動きもスムーズで非常に使いやすそうでした。
パークから出た後は当然歩かなければなりません。
出口からホテルの無料送迎バスが来るバス停までが思いの外遠く感じたので、疲れた体で母を支えつつ歩くのは大変でした。
手押しの車椅子なら舞浜駅までは使えたのでそちらにするべきだったかと少し後悔しましたが、
車椅子自体慣れておらずパーク内をどれだけ歩く予定なのかもわからなかったのでどちらがより負担が軽かったかを考えた結果、
我が家はやっぱり電動車椅子にしておいて正解だったと思います。
理由③ 東京観光はそれぞれ別行動でコンパクトに移動、行きたい観光地優先で。
夫と長男は東京ドームへ、
父と母、私と次男は東京駅から近い東京タワーへ
どちらかに合わせて無理に動くよりかは、別行動を取って後で待ち合わせた方がお互い負担が少なくなると考えたからです。
せっかくの旅行なのに違う場所を観光する事はすこし寂しそうでしたが、
足の悪い母とその姿を見ている父は結構早く気持ちを切り替えて東京観光を楽しんでいました。
予定では東京タワー、皇居、東京駅をじっくり見るくらいはしたかったのですが、
バスやタクシーを使って移動時間を短縮しても、東京タワー観光しかできませんでした。
移動時間がどうしても私と次男2人で歩くより3〜4倍はかかり、
わたしも段差がない道や坂道の少ない道かどうかを少し先に歩いて確認してはまた戻って両親に安全を伝えながら歩いていたので、
東京の景色をあまりしっかり見ることができなかったのは少し残念でした。
父と母は若い時に何度か来ている東京と今現在の東京の変化に驚いていたと思います。
特に建物の高さ、綺麗さに感嘆の声をあげていました。
父は建築士なので、今風の大きな立派なビルを観るのが楽しかったと言っていました。
また、私たち一行とは打って変わって、
サクサクと東京ドーム観光を終わらせた夫と長男はバスを使って東京タワーまでやってきて、
そこで全員合流することができました。
どのように問題を解決したのか。
三世代で行動する際にやはりネックになるのは、祖父母世代が必ずしも健康であるとは限らないこと。
旅行先を屋内施設中心に回る、長く外にいることになる屋外施設の観光は季節をズラすなどで祖父母世代の負担を減らすことができるのではないかと考えます。
私達の世代ができることはネットや雑誌を駆使していろいろなパターンを調べておくことだと思います。
初めて訪れる観光地では移動時間がどのくらいかかるのか、人の混雑はどれくらいなのか行ってみないと分からないことだらけです。
今回はたまたま天気が良かったから移動もまだスムーズでしたが、天気が悪かったらもっと手間取っていたと思います。
ディズニーに関しては、TwitterやInstagramの検索を使って「#初ディズニー」「#ディズニー準備」などを検索すると、
お得な情報や初めてディズニーに行く人に便利な情報を簡単に探すことができます。
あとは周りのディズニーが好きなママ友たちにどのように回るかを聞いたり、
ファストパスをどのアトラクション優先で取るのか聞いたりしてパーク内での行動をシミュレーションしました。
元気な小学生の息子たちとは裏腹にどんどん体力が衰えていく両親。
一番初めに考えた事は、ホテルやパークにどのようなサービスがあるか、ということです。
都市部の観光地のホテルだと大浴場がない代わりに、
ホテル内のコンビニやレストランなど設備が充実しているところが多く、設備の充実さを基準に選びました。
コンビニやパン屋さん、カフェなど、ホテル内で充分楽しめる内容でしたので、両親も子供達も概ね満足してくれたかと思います。
ホテルは大手のトラベルサイトから検索して予約しました。
大人子供含めて6人が宿泊できる部屋は都市部に行くほど少なくなってきます。
ディズニーのオフィシャルホテルだと三世代旅行やグループ旅行を前提としたプランを用意してくれているので、
多人数でも比較的部屋がとりやすいと感じました。
ディズニーの事前知識はオフィシャルサイトやオフィシャルアプリを使って使えそうなサービスを事前にピックアップして
両親や夫に説明しました。
パーク内の混雑の状況までわかったり、
オフィシャルアプリでチケットの取得ができたり、
スマホは、三世代旅行をするときにお互いに情報を共有するのにとても便利でした。
毎回とても大変ですが、
体力や能力的に制限のある両親と三世代旅行を計画して
子供達や両親に喜ばれる楽しい旅行の思い出を増やしていきたいと思ってます。
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